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【中山金杯】前年2000mで3勝クラスを勝った馬に好データ 東大HCの本命はアンゴラブラック

2026/01/04 06:00
東大ホースメンクラブ
中山金、杯前年に2000mの3追うクラスを勝った馬,インフォグラフィック,🄫SPAIA

ⒸSPAIA

2026年の開幕を告げる東の金杯

日曜日、中山競馬場でGⅢ・中山金杯が行われる。巴賞をレコード勝ちしたケイアイセナや、前走格上挑戦ながら4連勝で新潟牝馬Sを制したカネラフィーナ、GⅡ・アイルランドトロフィー2着のアンゴラブラック、3歳時に同コースの京成杯を勝利したニシノエージェントなど、14頭が出走予定だ。

2026年の中央競馬が開幕する。「一年の計は金杯にあり」とあるように、幸先よくスタートを決めたい。ハンデ戦らしい混戦模様ではあるが、過去10年のデータから検討していく。

2000mの3勝クラスを勝った上がり馬を

中山金杯、上がり馬に関するデータ,ⒸSPAIA


<中山金杯 上がり馬に関するデータ>
前年に3勝クラス勝利
【4-5-5-41】勝率7.3%/連対率16.4%/複勝率25.5%
前年に2000mの3勝クラス勝利
【3-3-3-15】勝率12.5%/連対率25.0%/複勝率37.5%
近2走以内に3勝クラス勝利
【3-3-2-18】勝率11.5%/連対率23.1%/複勝率30.8%

中山金杯の前走クラス別成績を見ると、3勝クラス【2-1-2-13】複勝率27.8%(その1着馬【2-1-2-11】同31.3%)、OP・リステッドが【2-2-4-33】同19.5%、JRA重賞【6-7-4-86】同16.5%。いわゆる「上がり馬」の方が好成績を残しているのが特徴だ。

前走に限らず、直近1年以内(つまり前の年)に3勝クラスを勝った馬は【4-5-5-41】同25.5%。その勝った3勝クラスが2000mなら【3-3-3-15】で複勝回収率132%だ。2100m以上【1-1-1-4】も上々だが、2000m未満は【0-1-1-22】と大不振。5番人気以内の6頭に至っては全滅していた。

今年のメンバー内で、昨年2000mの3勝クラスを勝ったのがアンゴラブラック、ウエストナウ、それより短い距離で勝ったのがピースワンデュック、マイネルオーシャンだ。

また、3勝クラス勝利と中山金杯の間のレース数が少ない、昇級して間もない馬の方が有利な傾向にある。前走3勝クラス勝ちの数字は前述の通り【2-1-2-11】。中1レースは【1-2-0-7】で複勝回収率101%。4着も2回あり、半数が掲示板に入っている。アンゴラブラックが該当する。

一方で、前年のオープンクラス実績と好走率にはあまり相関がない。前年にJRA重賞で3着以内がある馬は【6-4-5-54】複勝率21.7%。1、2番人気は【3-1-3-7】で複勝率50.0%になるが、5番人気以内【6-1-4-20】同35.5%は中山金杯の1~5番人気全体成績とほとんど差がない。

また、前年2000m重賞での好走馬に限っても【4-3-4-38】同22.4%とさほど上がらない。シリウスコルトやニシノエージェントには同距離重賞実績があるものの、強調できない。

重賞以外のオープンクラスも同様で、前年3着以内があっても【3-3-8-46】複勝率23.3%に留まっている。なお、これは1~3番人気【1-0-3-9】に対し、4~6番人気【2-3-2-6】と中位人気の方が好成績だ。

内枠有利

中山金杯の枠番別成績,ⒸSPAIA


<中山金杯 枠番別成績>
1~2枠【3-4-4-25】勝率8.3%/連対率19.4%/複勝率30.6%
→前走先行【0-3-3-7】勝率0.0%/連対率23.1%/複勝率46.2%
7~8枠【0-2-3-43】勝率0.0%/連対率4.2%/複勝率10.4%

次に枠順別成績を見る。素直に内枠有利の傾向が出ており、連対馬20頭のうち15頭が1~4枠だった。

1枠は【1-2-3-12】で複勝回収率が唯一黒字域の140%。「1~2枠の前走先行した馬」なら【0-3-3-7】で未勝利ながら半数近くが3着以内。6番人気以下からの好走例も3回あり、ベタ買いOKだ。

今年はその1~2枠に前走先行していたケイアイセナとアンゴラブラックが入った。必ず押さえたい。

一方で外枠は不振。7、8枠は【0-2-3-43】と勝利例がない。5番人気以内は【0-0-0-9】だった。全て消してもいいかもしれない。

オープン初戦のGⅡでも2着に好走

◎アンゴラブラック
3連勝でオープン入り。アイルランドトロフィーは差し決着が頻発する馬場で、掲示板5頭のうち3頭が4角10番手以降だったレース。スローペースとはいえ4角3番手から上がり33秒0の脚を使って2着に残った。

元々2000mの実績があり距離延長は問題なく、スムーズに位置が取れる分プラス。鞍上の戸崎圭太騎手は過去10年でこのレース【2-1-1-5】と好相性。枠順も良い。

◯カネラフィーナ
キャリア6戦で【4-2-0-0】。目下4連勝中だ。前走は格上挑戦ながら、リステッドの新潟牝馬Sを制した。ローカルの牝馬限定戦ではあるものの、2着馬フレミングフープは次走ユートピアS(3勝クラス)を勝利、3着馬レミージュはその後オリオンS(3勝クラス)で2着。3勝クラス程度の価値はあったと言える。今回も斤量の利がある。

▲ケイアイセナ
全兄にNHKマイルC勝ち馬ケイアイノーテックがいる血統。ただ、こちらは2000mも守備範囲だ。オープン入りは5歳10月と遅かったが、6歳時に巴賞をレコード勝ち。札幌記念は差し決着の中4着に健闘した。中山が初めてという不安材料もあるが、GⅡの4着馬としては斤量も軽い。同様に内有利だった巴賞の再現もある。

以下、ウエストナウまで印を回す。馬券は◎軸の馬連と3連複で勝負する。

▽中山金杯予想▽
◎アンゴラブラック
◯カネラフィーナ
▲ケイアイセナ
△ウエストナウ

《ライタープロフィール》
東大ホースメンクラブ
約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。

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